どこかが楽をすればどこかにしわ寄せがいきます
そのしわ寄せが行きやすいごみ収集という事象を
作業員の立場から、行政の立場から見た本で
かなり掘り下げていて、かつ、読みやすい文章でおすすめの書籍です。
収集員へのしわ寄せは結局行政費用という形で住民に跳ね返り、出す側がまともにごみ出しを行った方が余程安くつきそうです
ただより高いものはなし。
苦労をしないと結果としてもっと苦労する目にあう。
そんな当たり前の事が分かり易く身に染みます。
あと、ごみ収集の情報を解析すれば住民の居住実態把握となり適切な行政サービスの提供や不適切な居住実態の摘発につながるという検討も良かったです。
ごみを出すという事は細胞から地球規模まで生きるという事なのだと、ごみ収集から壮大な話につながる良書です