残穢 読書感想

リング らせん ループ から30年

リングが致死率10割なのに対して残穢は死ぬ人は死ぬ、完治する人は完治する、という呪いの話です

 

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面白かったのが、怪談とは怪を呼び出す呪文で、正しく決まり文句を繋げていくと怪を呼び出す事ができる 逆に決まり文句を潰してしまえば内容は同じでも怪を呼び出すことは出来なくなる という解釈です 

 

儀礼とかは内容や思いよりも形式が大事だったりする事にも通じ、なんとなく納得してしまいました

 

いろいろ現代史や雑学が混じっていて推理ものとして面白いです

そしてなんとなく読んだ自分も呪われた気分になってしまいます。

現実と物語を読んだ人の中で繋げるやり口、それは全く怖さのない前半の下準備があってこそなので概要をさらうのではなくしっかり読んだ方が絶対に楽しいです

 

感染した側の抵抗力や治療によって無症状~死亡まで

まるで新型コロナウイルスのような障りです

どんどん強化されていくところも含め

 

 

こういった領域、小野不由美さん上手です