映画になる為か、話題の作品になっていたので少しアマゾンプライムで見てみました。
かなり面白いです。
神の理不尽に復讐を誓う主人公と、主人公を弄ぶ神。
放送動画の開幕歌と終幕歌が神と主人公との相聞歌になっている風なのも気に入りました。
神様同士の余興として、神を尊敬しない主人公の精神改造をする過程を弄んでいるようで、主人公をものすごく応援したくなります。
また、主人公は自己保身の固まりで他人の都合など全く考える事はありませんが、自己保身のみで悪意などもなく外から見る分には理想的な上司です。悪意を撒き散らしたり、わざわざ嫌われて効率を落とすような事もなく、善人といえます。
善人である為には自己犠牲が必要だという理屈が必要でしたら善人ではありませんが。
軍隊、戦場。ゆとりのない場所に優秀な人材。いい舞台設定、人物設定です。
主人公の合理的にひたすら自分の快楽を求めるのに、強制された信仰を受け入れない。神を持たない事にとても強い信念。強い信仰とも言えます。不均衡さが魅力的です。
神の名の元に殺戮が繰り返され、神の恩寵の上で95式が起動する。闇鍋のような舞台が魅力的です。
吉良吉影。