怖い建物です
まず、入り口からして狭いので
入り口をくぐるだけでも緊張感があります
飛び石も小さく、並びも良くないので
油断するとずり落ちます
なかも華奢な上、とても狭いので
下手に動く事もできません
頑張って小さく小さくなってようやく納まる感じです。心も小さくなり茶室に納まります。
ここで開かれたお茶会は、独特な上、なんとなく亭主が偉く見えてしまいそうです。
利休の権威を高める装置だったのかもしれません。
そして、狭い中に一見質素に見える豪華さ
マリーアントワネットのプチトリアノン宮ですか
一輪の朝顔を楽しむために、外の朝顔の花すべてを摘み取ったという贅沢な楽しみ方の逸話もさもありなんと思わせる造りでした
そして何よりも、建っている場所が贅沢なのではと感じました
日本なのに外壁白蟻などが上がってこない乾燥した立地で、更に虫が寄ってこないように常に除草されている。
加えて台風でも華奢な屋根や軒先が飛ばされない場所。
千利休とはよほどの金持ちだったのかと驚きました