お外道さんは人に使役される妖怪です
その文言が
雨風を具して参れ
風を巻き、重ねて来たれ
昔日に縹々とすすき野に啼く
彼の時を想えい汝よ。
時は流れ逝きて留まること能はずとも、なお。
侍髪長くして長柄は隠形の型
汝を幾重にも責め刻む
曰く、これより汝が棲まふのは小さき箱
以て現に出ること能はず。
上の句がお外道さん強化の文言
下の句がお外道さん弱化の文言
上が強化というよりもかつての力を思いおこさせる言葉で
下の句が、お外道さんの心的外傷を刺激して縛る言葉になっています
お外道さん、過去によほど辛い事があったらしく、その心的外傷で妖怪の本性を失ってしまったようです
本来の力を失い、箱に入り、人に従う日々です
箱は砦でもあり、檻でもあります。
縛られたお外道さんは常には本来の力を失い、使役者の意志で働くのみ。
私は潮ととらみたいにお互いに自分の意志で信頼関係を築けるのが望みます。