ゴースト・ボーイ 読書

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良い機会はやってくるとは限りません。しかし、準備して、待ち構えていた人だけがそれを掴めるみたいです。そして、相応の力をつけた人が引き寄せ、手に入れる事ができるようです。

 

以下抜粋

「要するに、僕はずっと昔に「箱」に入れられてたのだ。実は、誰もが箱に入れられている。ー箱に入れて分類するとわかりやすいけど、箱は牢獄と同じだ。みんな枠の中でしか、その人を見なくなる。」

 

「外出のたびに、オムツと飲み物とストローと日よけ帽が必要な大きな赤ちゃんよろしく、ゆっくりと人生を生きているからといって、それを楽しんでいるわけじゃない。」

 

「「人生は前に進まなきゃいけないときもある」と数日前、父さんに言われた。「決断してやり抜かなきゃいけないんだ」」

 

「このところずっと、ゴースト・ボーイとは永遠におさらばできたつもりでいた。けれど、今初めて気がついた。彼はずっと、ぼくのすぐ後ろをつけてきていたのだ。」

 

「そう、よく睾丸の上に座らされるのだ。それは独特の不快感を伴う。痛みがしびれに変わったと思うと、また痛み出すのだ。」

 

「二人の愛は生涯続いた。ぼくらの周りのそこかしこに、2人の愛の小さな手がかりが散らばっている。父さんと叔母さんたちがミミの衣装だんすで見つけた冬のコーのような、ごくありふれた物にも、それは息づいていた。妻を暖かくしてあげたいと、GBが大切なお金をつぎ込んで買ったものだ。」

 

「恋に「落ちる」というのは正しい表現だ。ー誰かと崖っぷちから飛び降りると決心し、一緒に飛べるかどうかを確認したら、頭から真っ逆さまに落ちるのだ。愛とは理屈に合わないものなのに、ぼくらはすべてをなげうつ選択をする。ジョアナといちかばちかのギャンブルをしていることは、わかっている。それでもジョアナと学んでいる。「人生を生きるとは、たとえ怖くても、いちかばちかに賭けてみること」」

 

「いったん仕事に点いたらなかなか離職できないのも、おそらく”お決まりの日課”をこよなく愛するせいだ。ーその場所で安心感を抱くと、去りがたくなってしまう」

 


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