感想

岸部露伴は動かない 第2弾 ドラマ感想

今回も素晴らしかったです 原作と全然違うのに、原作と同じ読後感です 来年も是非お願いします 岸部露伴の家、として出演している家は葉山にある 葉山加地邸 フランク・ロイド・ライト設計 国の指定有形文化財 これも大草原様式とのことです https://hhtrust…

AKIRA 映画感想

何かと有名ですが見たことがなかったのでみてみました 完成度高いです あと、良い話です 理想的でもない、けど、絶望的でもない人間というものが丁寧に描かれていました。 そして、爆発と銃撃盛り盛りでした 子供の頃漫画を読んだ筈なのですが、その時はいま…

海獣学者、鯨を解体する 読書感想

国立科学博物館に勤務する鯨系の人の日常を、標本作成に絞って切り取った著作です。 本の中で著者が語っている通り、3K過ぎる血生臭い現場の様子を著者が親しみやすい文章で、挿絵画家が可愛らしい絵で抵抗感なく、かつ正確に伝えてくれています。 鯨に関し…

人類にとって「推し」とは何なのか 読書感想

タイトルはすごいですが、内容は装丁が表しています とある男の、推し大好き!どうしてこんなに推しが好きなのか!推し活楽しい!という思いを詰め込んだ本です むしろ著者を推したくなりました 守備範囲は違えども「推し」がいる事はとても良いし、推しへの…

アナと雪の女王2 映画感想

よくわかりませんでした。 欺瞞とわかってこの話を作っているのなら良かったのですが 何か、本気っぽくて怖いです 常に自分が一番正しいと信じて、自分が間違っているのかもしれないとは疑わない 正しいは一つだけだと?間違っている事は消すべきだと?世界…

ファイブスター物語 16巻 読書感想

年表の外側に出ていってしまいました もう設定資料集だけ出して、物語は各人に任せるのもありだと思います やたら設定が細かいクトゥルフとなって永遠に続けば楽しいです

プライド(体面)と自尊心

プライドは一般的には自尊心、という言葉が充てられていると思います。 しかし、今のカタカナ語のプライドは自尊心という意味でなく、体面とか面子とかの意味で使われています。 そもそも自尊とは何なのか? 自らの存在を自ら肯定する事のようですが、よくわ…

沈黙する教室 読書感想

僕たちは希望という名の列車に乗った 原作 今の日本で例えるのでしたら 田舎の宗教団体で将来を約束されていた若者が、高校の夏休みに飲酒騒動を起こして内定を取り消されたので、団体を抜けて東京に上京する事にしました といった位のものです。 但し、上京…

僕たちは希望という名の列車に乗った 映画感想

題名詐欺ですが、良い映画でした ほんのちょっとした若気の至りだったのが、何故かどんどん泥沼に嵌まってしまう。 若気の至りの代償は大きいものでした。 しかし、得たものは更に大きなものだったと思います。

エヴァンゲリオン新劇場版 映画感想

碇シンジは神の子だった 世界は彼の思うがまま 人にできるのはいかにして神の心を感動させるか 最終的に奴が世界に納得したので劫が止まったと 子供に権力を持たせると大変ですが、そもそも人は子供だという

ピーターラビット 映画感想

妻の連れ子(うさぎ)達に認められない父が頑張る話です うさぎ達がまた悪辣で、心の底から父に同情しますが、父も最初からうさぎ達を殺そうとしてました。 どっちもどっちです 最終的に母が子供達を捨てて自分の人生をやり直そうとしたところで、うさぎは自…

グーニーズ 映画感想

遊園地でこういう体験型遊戯ありそうです あったらやってみたい

ボヘミアン・ラプソティ 映画感想

金曜ロードショーの奴をお盆に消化です Queenという音楽集団の歴史を原作にした映画で、話の面白さよりもQueenが好きな人向けの話のようでした 話が駆け足でしたのでQueenを知らない私にはよくわからない所もありましたが、どこかで聞いた曲はこの組が作った…

刑務所しか居場所のない人たち 読者感想

元国会議員が刑務所生活を通じて知的障害の人生について考えてみた話です 国会議員まで務めたような人が知的障害者を自分と同じ人間だと認識できたのが驚きです 菅総理の 自助・共助・公助 例えば一時的に足が上手く動かなくなったとします 自助は自分の努力…

ごみ収集という仕事 読者感想

どこかが楽をすればどこかにしわ寄せがいきます そのしわ寄せが行きやすいごみ収集という事象を 作業員の立場から、行政の立場から見た本で かなり掘り下げていて、かつ、読みやすい文章でおすすめの書籍です。 収集員へのしわ寄せは結局行政費用という形で…

転生したらスライムだった件 読書感想

作者は設定厨 こういう小説があっても良いですよね 外伝の短編集です

ある世捨て人の物語 読書感想

邦題にした時に題名がおかしくなっていますが 原題のままの話です 全く正気なのに、特に理由もなく、常軌を逸した事をやる人 こういう人を正に狂人と呼んで良いと思います 世界がどうであろうと正気でいつづけられる、 それはもう狂っていると言えます

チャーメインと魔法の家 ハウルの動く城3 読書感想

安心して楽しい童話です うるさい事もなく、安心して楽しいです。 ハウルがハウルのまま変わっていないのがとても良いです。

鳥類学者だからって鳥が好きだと思うなよ 読書感想

鳥類学を職業にする川上氏についての本です 随筆です。 論文を検索してみると小笠原を中心に現地調査隊を組んで現地調査を行っている人みたいです 業務内容は、確かに地味で一般受けしなさそうですがこういった現地調査の資料を元に今後の対策が立てられる大…

アンダークラス 読書感想

2020年現代の日本が舞台の謎解き小説です 現代日本の風刺が強く楽しいです。 実際にあるかもしれない感が良いです

大阪ナオミ選手 大会を棄権

残念ですが妥当な判断です うつ病なそうてすが、今までの言動から勝手に判断すると新型うつっぽいです 周囲に対する攻撃性の高さ、自分の過ちを認めない頑なさ 自分のやりたくない事がとうしてもできなかったり、薬の効果が薄かったり 周囲の人が大変な病気…

残穢 読書感想

リング らせん ループ から30年 リングが致死率10割なのに対して残穢は死ぬ人は死ぬ、完治する人は完治する、という呪いの話です 面白かったのが、怪談とは怪を呼び出す呪文で、正しく決まり文句を繋げていくと怪を呼び出す事ができる 逆に決まり文句を潰し…

十二国記 白銀の墟 玄の月 読書感想

長かったです 今の小説は先に登場人物がいて環境を作ってなので、先に話と世界を作ってそれに沿って人が動いていく、という形式のこれは珍しいです。 構成は魔性の子と同じだと思うのですが、とにかく長いです。 さらに前後に分かれているせいで謎の引きが入…

12国記 丕緒の鳥 読書感想

前巻から12年、出版社も講談社から新潮社に移動しています そのおかげか、全巻と同じ外伝をまとめた短編集ながらこちらはちゃんと物語てす 世界を変えるような華々しさを持たない市政の人の生き方を伝えてくれます 失われた20年を生きる12国推しな日本人にお…

12国記 華胥の幽夢 読書感想

作者、完全に落ち込んでいます 12国記が書けなくなった時期なのかもしれません もしくは何らかの事情で書かざるを得なかったのか、締切だったのか、小説の体をなしていません 12国記が好きな人はあらすじだけ抑えておくと良いです 2001年秋初版 2001年初夏に…

12国記 黄昏の岸 暁の天 読書感想

魔性の子の解釈および世界の確立までです 2001年初版 12国記の世界は人格を持った神が作り、管理しています 当たり前ですが、物語である以上神を滅ぼす結論にたどり着かない限り物語は終わらないです 12国記は読み順に公式の順番がありますが、 私は発行順で…

12国記 図南の翼 読書感想

この巻に出てくる登場人物は能動的です 特に主人公の少女はむしろ周囲を振り切って試練に臨みます 1996年、バブル崩壊後5年です 自主性が必要になってきた境界です

風の万里 黎明の空 読書感想

12国記の世界観が安定してきました そして作者の遠慮がなくなってきました 10代の人にこうあって欲しいと 面白いです

12国記 東の海神 西の滄海 読書感想

12国記 月の影 影の海より遥か昔の話で、今回の主人公は500年の在位を数える国王の話です 明るく脳天気に見える賢王も順風満帆ではないし御神輿でもないという話です

12国記 風の海迷宮の岸 読書感想

前回より主人公が若くなりました 10歳くらいてす 旧版は挿絵なしです 2001年初版 いきなり児童福祉施設に保護される主人公 里親候補と面会 ひたすら右往左往する主人公 ただ保護される弱者から家事などを覚える主人公 子供は無力ですが、いつまでも無力では…